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帰国子女が語るドイツの教育について

ドイツの教育方針と帰国子女の苦悩

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ドイツの教育方針と帰国子女の苦悩

ドイツでは6歳から15歳までが義務教育で、日本の小学校に該当するのは6歳から10歳までの4年間です。基本的に半日制なので小学校のうちに日本に戻る帰国子女は授業で習った内容が日本の子供よりも少ないので授業についていくのが大変になってしまうことがあります。

特に算数や国語は遅れを取り戻すのが辛くて最初のうちは苦悩で頭を抱えてしまうことがよくあります。10歳になった時点で将来の進路を決めなければいけないのも特徴で、大学進学を目指すならギムナジウムという高等学校に進学し、就職を考えるなら実科学校に進んで15歳くらいからは実際に企業で職業訓練を受けながら学校に通うデュアルシステムという道を進むことになります。

職業訓練を始めた帰国子女が日本に帰ると、日本の高校に入学することになるのでせっかく始めた実技研修や専門職の授業がなくなってしまい、大学進学と同じ道を歩み直すことになるので勉強し直すことがたくさんあって大変です。多くの海外子女はかなり早いうちから将来希望する職業や大学で学びたい学科などを決めているので、途中で日本に戻ることになると人生の目標を全て組み立て直さなければいけない苦悩があって慣れるまで時間がかかります。
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